自宅の2階から3階に向かって階段の3段目の壁に穴が開いている。15センチ程度の穴だ。いつも階段を上るとき、そっと手を出して「ありがとう」と声をかける。
昨年正月、妻(マリ子)は自転車で転び右腕を骨折した。救急車に運ばれた。あんなに痛そうな妻を初めて見た。完治まで3か月と医師に言われた。夏になっても痛みから解放されなかった。
8月、KAビルの屋上で恒例の花火大会を行った。60人ほどの友人が集まった。お客様を接待している中、妻はブルーシートに足を取られ左肩を痛めた。右肩の痛みもまだ治っていなかったのに。
12月9日、久しぶりに義兄(市野修治・KA教育顧問)と会った。帰り際に義兄から言われた。「今年はいろいろ大変だったね。明日は誕生日だし、怪我に気を付けてよい年を迎えてくださいね」と。いくつになっても兄と妹。妹を思う兄の気持ちが伝わってきた。
夕方自宅に着いた。妻は荷物を持って3階に上がっていった。その後、ド・ド・ド・ド・ドーンという音とガラスが割れる音、妻の「アー」という叫び声が耳に入ってきた。驚いて2階に駆け上がると妻が倒れていた。「どうした」と声をかけても反応が遅い。出血もないので逆に心配になった。すぐに病院に連れて行った。頭が痛いというが医師はレントゲンを見て「肋骨が1本骨折している」と言われた。また「3か月は注意するように」とも。お陰様で大事に至らず安心した。誕生日の前日にまた骨を折ってしまった。落ち込む妻が気の毒だった。友人からは「今年は厄年ですね」と言われた。
3階の一番上から2階の壁に頭から落ちた時に出来た穴。この壁に穴が開いたことで妻の頭が守られたと勝手に思い感謝している。修理しようと提案したが「当分の間戒めのためにもこのままにしておきたい」と。あれから3か月、妻に異常は見られない。よかった。今日もまた壁の穴に声をかける。「ありがとう」。
油断大敵!注意一秒、怪我一生。
後遺症のないことを祈る。
投稿情報: iいちご | 2013/05/15 08:21
病気は怪我をせずに元気でいれるように日々の生活から気をつけていきたいです。
投稿情報: tivit | 2013/05/08 07:52
自分も病気や怪我に気をつけてこれからも仕事をしていきたいです。
投稿情報: TMB | 2013/05/07 08:11