東京学園高等学校の高野淳一先生(3D教育研究会副会長)から先日素晴らしいお話を伺った。感動した。
先月の卒業式のこと。ある生徒が卒業証書授与の時、証書を頂いた後、突然「先生ありがとうございました。お父さん、お母さんありがとうございました」と、会場一杯に響く大きな声で叫んだという。彼は日頃からおとなしい生徒だったそうだ。先生方も保護者の方々も、もちろん生徒たちも驚いたことであろう。私自身そんな卒業式に巡り合ったことはない。
すると次の生徒も、その次の生徒も証書を受け取った後、みな同じように自分の気持ちを言葉で表現したという。想いは人にうつる。想いは人に伝わる。会場は感動で一杯になったと。
きっと先生方も今までの苦労がいっぺんに吹き飛んでしまったのではないだろうか。保護者も子どもからそんな贈り物を頂けるとは夢にも思っていなかっただろう。本当に素晴らしい。情景が目に浮かぶ。
思っているだけでは人に伝わらない。特に近い関係だとなおさらだ。夫と妻、親と子、先生と生徒、先輩と後輩、上司と部下。「言わなくても分かっているだろう」の甘えが問題を生む。近い関係だからこそなおさら「自分の想いを言葉に表すべきだ」。言葉は人間と人間を結ぶ大切なツールだ。自分の想いをしっかり伝えよう。
東京学園の卒業生を指導されてきた先生方大変おめでとうございました。そして大変お疲れ様でした。この卒業式は彼らの素晴らしい思い出として彼らの心にしっかり刻まれたと思います。
自分を支えて、励ましてくれた人達に再開したら、あの時には言えなかったありがとうを伝えたいと、とても思いました。
投稿情報: TMB | 2013/06/08 08:09
まさに感謝の気持ちを相手にタイムリーに伝えることの大切さだなと感じました。私も参考にし、周りの人たちとどんどん良い関係を築いていきたいです。
投稿情報: tivit | 2013/05/29 08:01
良きパートナーに巡り合うのは、話し合える環境を作ること。
トップは、心がけたい。
投稿情報: いちご | 2013/04/23 16:41