「退学者が多くて困っている」という話を伺った。家庭の理由などやむを得ない事情もあるだろうが、そうでない場合が少なくない。自分で選んだ学校なのに途中で退学するのはもったいない。
一度決めたことを最後までやり続けることが出来ないという性質(性格)は、社会に出たあとも大きな問題になる。本人にとってマイナスだ。
彼らには共通点があると思う。目標がない。甘い。飽きっぽい。諦めが早い。
過去において、一つのことを最後までやり通した経験がないのだろう。また、最後までやり通すことの大切さを教えてもらうことがなかったのではないだろうか。見方を変えれば可哀想である。
大人でもそうだが、子どもは教わったことしか出来ない。今出来ないことは過去に教わっていない。
時間を守れない。提出期限を守れない。学校のルールを守れない。‥‥‥。現場の先生方がご苦労されている。
「中学生なんだから出来て当然」。「高校生なんだから知っていて当たり前」。そんな声をよく耳にする。
「当然」や「当たり前」は通用しない。「普通」もない。みんなそれぞれ違う。
一人ひとりの生徒をよく知り、理解し、現状を受け入れたうえで、それぞれにあった指導が今の子ども達に求められている。
一つのことを最後までやり通すことが出来たら彼らはきっと変わるだろう。
小さな成功体験が子ども達を成長させる。
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子供のころから教わったこと。確かに身に付いている。良いことも悪いことも。自分の子供たちにも、「当り前のこと」は親としてしっかり教えたい。
投稿情報: aya | 2008/11/26 21:35
最近、自分の娘(長女・3歳)の歌とダンスのレパートリーが増えてきたように思えました。
2歳の頃、保育園で習いたての「チューリップ」の歌や「カエル」の歌など、最初は中々歌えなかったのが、すっかり自分でマスターした時は、堂々と朗々と歌って見せてくえれた時は、成長しているんだなと思いました。
思い出してみると、お風呂場で一緒になって二人して何回か合唱した時に最後まで歌えれるようになった時は、褒めてあげる。そうすると、娘が「次はね・・・」と生きいきとしていました。
子どもの姿に一歩一歩、教え伝えてことの大切さと責任を感じた瞬間でした。
投稿情報: ピンポン | 2008/11/26 20:57
最後までやり通した経験は小学校6年間習字教室に行ったことと中学校時代は野球を3年間続けた事。
習字は字が上手くない私でも6年もやったお蔭で「きれいな字書くね」と言われる事がある。
しかし逆もある。
「習字を習っていてその字?」と。
野球ではピッチャーをやっていた。
そのことを人に言うと「凄いね!」と言われる。
しかし背番号は自分の名前だった。
背番号がもらえなくて悔しかったけど今は良かったと思う。
頑張っても実らなかった人の気持ちが分かるのと上手だったらきっと天狗になっていたと思う。
負け惜しみと言われれば少しそれもある。
事実をどう捉えるかで生き方が全然違うと思う。
だからこれでいいのだ。
投稿情報: 320 | 2008/11/25 08:07