都立桐ヶ丘高等学校で「キャリア演習」の授業を行った。東京都市民講師の任を受けてもう8年になる。毎年伺っているので学校にも愛着がわく。初めて会う生徒も以前から知っているような感情を覚える。
朝の部、昼の部、夜の部と3教室担当している。1教室12時間の講義だが生徒たちから授業を通して毎年感動を頂く。KA教育の安部君と小川君も授業見学に参加させた。授業に取り組む彼らを通してきっと何かを感じてくれると思ったからだ。
「キャリア演習」を選択する生徒は殆どが3年生、4年生である。たまに5年生や6年生にもあう。来春は卒業する生徒が多い。大学を目指す生徒、専門学校に進む生徒、もう就職活動している生徒と進路は様々だ。まだ進路が決まらない生徒も数人いる。中学校時代まではあまり勉強が好きではない生徒、学校を休みがちだった生徒も少なくない。
休み時間にはこちらから積極的に声をかける。緊張していた彼らも笑顔で応える。授業中もどんどん指す。正解、不正解はない。自分の気持ち、感じたことをどう相手に伝えるかが重要であることを伝える。指されると戸惑いを見せながらもみな自分の思いを発表する。勇気をもって発表した行為を褒める。寝ている生徒や無駄話をする生徒はいない。やれば出来る。
授業を通して彼らに世の中の厳しさを伝えたい。一度しかない人生を本気になって生きて欲しい。そんな思いで毎回教壇に立つ。努力することを学んで欲しい。
安部君も小川君も本気に授業を受けていた。「生徒になったような気分です」。「初め聴く姿勢が出来ていなかった生徒もすぐに真剣に聴いていることが後からもわかりました」。何かを感じてくれたようだ。嬉しく思う。
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自信のない人をやる気にさえる事は容易ではない。
人に元気を与える事が出来る人に私はなりたい。
投稿情報: 320 | 2009/06/18 08:59
社会情勢が、思いのほか景気回復の兆しが未だ見えていない。
そのような状況で現在の高校生の心には、この社会はどのうように
映っているのか関心があります。
とは、言うものの現実に生活をしていかなくていけない世代。自分の道は、
最後は、自分で築き学ぶ姿勢が、必ず追い風に乗って活躍することを応援したい。
投稿情報: ピンポン | 2009/06/18 08:26