長野県諏訪実業高等学校に伺った。「あずさ」の車窓から見える紅葉は満開で色鮮やかであった。このまま妻とゆっくり旅行したいという気持ちを抑え、学校に向かった。
今年も沖村啓次先生が担当されている2年B組で研修会を行った。諏訪実業ではクラス分けがないため、3年間同じクラスで勉強する。ある意味、先生も生徒も大変だ。今回のKA教育の「実践エゴグラム」の結果を見ると、2年B組はエネルギーが低すぎる生徒が殆どいない集団である。ちょうど1年前、グループコミュニケーションの授業を担当したので、生徒の成長を楽しみにしていた。授業が始まると生徒はみな私の指示に従って取り組んだ。生徒一人ひとりの真剣なまなざしから、日頃の沖村先生のご指導が生徒に浸透していることが伺える。一段と成長した彼らと一緒に学ぶ機会を得ることが出来て嬉しかった。全員が自分の夢を実現するために日々努力して欲しい。
夜、昨年まで諏訪実業で教頭を勤められた北澤潤一郎先生とお会いできた。4月から松商学園高等学校で専任講師をされている。久しぶりにお会いする先生は爽やかな笑顔でやってきた。教頭時代より生き生きしているように感じた。「久しぶりに教壇に立って生徒に授業が出来ます。昔に戻ったようです。授業っていいですね」。嬉しそうに話された。
10数年前、大原時代、先生に招かれて2泊3日の「簿記2級講習会」を行った。そのとき、先生の生徒に対する指導を目にした。生徒に「人の話を聴くときの姿勢が重要である」ことを訴えられていた。生徒一人ひとりに本気になって激励する熱意、受けない冗談を何度でも言うしつこさは今でも忘れられない。先生の熱血授業に慣れるまで松商学園の生徒たちもさぞかし大変であったであろう。
人間が好き、生徒が好き、生徒に教えることが好きな人に「先生」になって頂きたい。そんな先生が増えたら夢に向かって頑張る子ども達もきっと増えるだろう。
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