もうすぐ新学期が始まる。今年の夏は特別暑かった。休み中も規則正しい生活を心がけてきた子どもたちは、スムーズに新学期を迎えることが出来るだろう。が、暑い、暑いと、普段とは異なる生活を過ごしてしまった子どもたちは、そのギャップを埋めるのに相当苦労するだろう。私も経験した。「明日から新学期だ」という前の晩はちょっと気が重かったかな。
近年、子どもの学力低下が叫ばれている。「学校教育」の問題だと指摘する意見も少なくない。子どもの学力を伸ばすのは学校や塾だけではない。一番は言うまでもなく、本人の「やる気」、「意欲」であり、また、「家庭環境」も非常に重要な要素である。
東京都が平成17年に行った学力調査で、「朝食を食べる子」、「読書量の多い子」、「学校へ持っていくものの準備を確かめる子」、「身の回りのことを自分でする子」は、テストの成績がよいということが判明してきた。直接勉強とは関係なさそうなことが、実は子どもの成績に大きな影響を及ぼしているのである。親に言われるのではなく、自分で行動できる子どもが、勉強も自発的にできるということだろう。
「基本的な生活習慣」が子どもの学力アップの鍵を握っている。しかし、子どもの「行動パターン(生活習慣)」もなかなか変わらない。
保護者の皆さんには、子どもたちが「基本的な生活習慣」を身につけることが出来るよう忍耐強くご支援頂きたいと願う。
「家庭教育」は生活の基本である。
新学期を睨み、「早寝・早起き・朝ごはん」なんて如何だろうか。
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