順天中学高等学校の片倉敦教頭先生にご協力いただき、「グループ・コミュニケーション公開授業」を見学した。
今年度も昨年度に引き続き、中学1年生から高校3年生までの全クラスの授業を公開していただけた。
「自校の授業を他校の先生には見せたくない。見られたくない」というのが心情であろう。企業でいえば、自社のノウハウを同業他社に教える会社はないであろう。この辺りが順天学園の発展の要因のひとつではないだろうか。
また、「同僚の先生であっても自身の授業は見られたくない」という先生も少なくない。そんな中での公開授業である。片倉先生のご尽力には頭が下がる。校長先生はじめすべての先生方に心より感謝したい。
KA教育3D(研究会)の先生方にも参加を呼びかけた。年末の忙しい時期であり、折角のチャンスではあるがご参加頂けないのではないかと心配していた。しかし初参加の学校も4校あり、朝早くから多くの先生方に見学いただけた。参加者からは限られた時間の中で出来る限り多くのクラスを回り、多くの先生方の指導方法を観よう(いいところを盗もう)との姿勢が伺えた。授業担当者も知らない先生方に見学され緊張されただろうが、日頃の生徒との関わりのよさが、「グループ・コミュニケーション」の授業から垣間見ることが出来た。先生方の進め方、生徒の取り組む姿勢等、教室によって多少温度差はあるものの、年々レベルアップしていることを拝見でき非常に嬉しく思う。
この学校に伺っていつも感じることがある。生徒の挨拶が心地よい。特に元気が良いわけではない。立ち止まってするわけでもない。自然な感じを受ける。それは生徒(子ども)の挨拶ではなく、社会人(おとな)の挨拶のようだ。挨拶が身についている証拠であろう。大きな教育の成果であると思う。
コミュニケーションのスタートはさわやかな挨拶から。自然な挨拶は清々しい。
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