A高校に伺うようになってからはや8年。
初めの頃の印象は先生方の勢いだ。とにかく凄かった。走り回っていた。元気がみなぎっていた。みなすれ違いざまに「こんにちは」と挨拶された。一人ひとりの先生方が夢に向かっていたように思えた。やる気と充実感が伝わってきた。先生が夢に向かっていれば生徒もきっと夢をもち、夢に向かうであろう。
「この学校の先生方は凄いな。こんな先生に教わる生徒たちは本当に幸せだな」。毎回伺うたびにそう思った。
公立高校のため毎年異動がある。人が変われば学校も変わる。当然のことだろう。A高校も4~5年前から少しずつ変わってきた。勢いがなくなってきたように思えた。ある先生に伝えた。「残念ですがその通りです」と寂しそうに言った。8年経って全く変わってしまったように思える。
元気に笑顔で挨拶する先生。こちらから挨拶してやっと挨拶する先生。会釈だけする先生。無表情で何もしない先生。正直ムッとする。挨拶も出来ない人が生徒に何を教えるのであろうか。学校での勉強が出来たとしても社会では全く通用しない。そんな当たり前のことを生徒に教えることができているのであろうか。子どもは先生を選べない。
子どもたちは近い将来、嫌でも厳しい社会に出て行く。それぞれの夢を実現するためにも、日々責任を持って社会で生きていかなければならない。結婚して子どもが出来れば親として子どもを守る責任も生まれる。
今、子どもたちに何を教えるべきか。
親も先生も周りのおとなも人生の先輩として真剣に考える必要があるのではないだろうか。
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