久しぶりに故郷・会津田島に帰って来た。正月は雪のため電車で帰郷したので、車で来たのは4ヶ月ぶりだ。東京は桜が満開とテレビで見たが、例年会津では4月20日頃かと思う。田島の春はまだ早い。夕方になるとまだ肌寒い。母も妹も元気に迎えてくれた。顔を見るなり、「身体はどうだ。心配したぞ」。「もう大丈夫だよ」。
30日は本家で一席設けて頂いた。家内と母、妹と4人で伺った。叔父、叔母、祖母が美味い手料理を用意して待っていてくれた。去年9月に誕生した従弟の長女、舞(まい)はだいぶ成長し、名前を呼ぶとニコニコ笑う。兄の元気の小さい頃とは比べ物にならないくらい大きく重い。毎日面倒を見ている叔父も重くて大変だと笑う。演歌の得意な元気は4日前からインフルエンザで外出を禁止されているそうだ。母親(従弟の奥さん)からうつされたらしい。いつも元気に飛び跳ねてはしゃいでいる姿が見えないのは寂しい。
夕方、本家に着くと、叔父が「よく来たな。先に飲んでいて」と、ビールを注いで、台所に行ってしまった。次から次と叔母が美味そうな料理を運んでくる。ご馳走がテーブル一杯に並ぶ。それでも叔父はまだ料理を作っているようだ。金目鯛のシャブシャブが運ばれてきた。大好物である。
「あっちゃん(私)が以前、食いたいって言っていたから、隣町まで行って探してきた。ちょうどいいのがあってよかった」。叔父が笑いながら、また、ビールを注いでくれた。叔母は「あっちゃんとマリちゃん(妻)に美味いものを食べさせたくて、宏さん(叔父)は何回も材料探しに行って準備したんだよ」。本当に有難い。
久々の会津田島の本家の夜は春真っ盛りの宴であった。
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