先日、妻(マリ子)に誘われて、北園高校バスケット部のOB会に参加する機会を得た。妻から一緒に行こうと誘われていたが、関係ない者が行ったら迷惑ではと思い躊躇していた。が、妻の熱意(しつこさ)に負け参加することにした。
当時、コーチをされていた岩崎さんは現在65歳ということだが、あまりにも若々しくてビックリした。また、一緒に指導されていた小林さんも61歳には見えないナイスミドルだ。
一人ひとりの方々が、当時の思い出話を披露され、懐かしかったり、感激したり、感涙で声を詰まらせたりと、30数年前にタイムスリップしているのが伝わった。当然、私は「そこ」にいなかった。当時のことは全くわからない。しかし、話を聴いてジーンときた。「あのときの厳しい練習のおかげで今の私がある」。「あのときは厳しくて大変だったが自分をつくってくれた」。「家が学校から近かったので休んでも迎えに来られてしまった」等々。妻からも「怪我をしているのに練習を休ませてもらえず腹がたった。亡くなったお母さんも学校まで行ってコーチに抗議した」と。それほど岩崎さんは「鬼コーチ」だったようだ。本気で打ち込まれていたのだろう。
「あの時」がある人は幸せだ。「あの時」がない人は寂しい。「あの時苦しかったけど乗り越えられたのだから今だって絶対大丈夫」と自分を信じることが出来る。「あの時」がある人は自分を励ますことが出来る。そんな人生の思い出がある人は強い。素晴らしい。
将来、「あの時」と言える「今」を本気で生きたい。子どもたちにも教えたい。
私の妻に「あの時」を与えてくれた皆様に心より感謝したい。
それにしても高校時代の妻は可愛かったと写真を見て思った。「あの時」の妻にも会ってみたい。
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