「コツコツやること」が苦手な人がいる。
「継続は力なり」というが「継続する」ことは難しい。学校が決めたことでも、会社が決めたことでも、自分で決めたことであっても。時の経過とともに「継続する意欲」が薄れてしまうのだろう。「明日でいいや」と思った瞬間が危険信号である。
学校を退学する生徒がいる。やむを得ない場合もあるがそうでない場合も多い。彼らを見てきて共通点があると思う。目標がない。飽きっぽい。自分に甘い。そして、コツコツやることが苦手。
何をするにしても、はじめは全てゼロからのスタートである。コツコツ積み上げていけばいつかは必ずゴールする。
子ども時代を振り返ると、継続出来るものと出来ないものがあった。好きなこと、自分で決めたことは出来た。人に言われて嫌々やったものは出来なかった。そしてもう一つ、出来たときに褒められたことが嬉しかったことを覚えている。自信がついた。また挑戦してみようかなという意欲が湧いた。
「コツコツやること」が苦手な子どもが多いと聞く。「どうしたら出来るようになりますか」と尋ねられる。特効薬は何もない。日常生活の中で、何か一つ「絶対やらなければいけないこと」(家庭のルール)を決める。最初は苦痛でも決めたことをやり続ける。その行動が習慣化されると、「コツコツ」が身につくのではないだろうか。出来たときは一杯褒めていただきたい。
「コツコツ」が出来るようになると子どもたちの自信になる。親子でチャレンジすることをお勧めしたい。「こつこつは力なり!」。
============過去の記事はココから============
最近のコメント