毎日、4校から5校の学校を訪問して、新年度の打ち合わせを行っている。ほとんど電車を利用している。
電車に乗ると、「なぜ?」。「どうして?」と思う場面が多々ある。特に車内が込み合っているときに目立つ。
7人掛けの座席に6人で座り席を詰めようとしないおとなたち。小さい子どもを自分のひざの上に乗せようとしない親たち。お年寄りが立っているのに席を譲ろうとしないおとなたち。携帯電話を使ってはいけないのに話をやめようとしないおとなたち。
みんな「自分さえ良ければいい」という利己主義的な考えからの行動だ。こんなおとながいつから増えてしまったのであろうか。残念だがモラルやマナーが失われた世の中になってしまった。これではまともに子どもを指導することすら出来ない。
モラルについての新聞記事を読んだ。その記事によると、「携帯電話の利用マナーを誤解している人が多い」とある。
心臓にペースメーカーを付けている女性は、優先席でメールしている男性に、携帯電話の電源を切るよう頼んだところ、「メールは大丈夫です」とかわされ、応じてもらえなかったと言う。
また、年配の男性が若い女性に携帯電話の使用をやめるよう声をかけたところ、「なぜ注意されなければいけないの」と逆に抗議されたと言う。このとき、別の男性が「あなたのほうが悪い」と女性を注意してくれた。
迷惑行為を見かけたら、相手に声をかける勇気が持てる環境をみんなで協力して作っていかなければならない。
大切な子どもたちのためにも、「自分さえよければいい社会」から「みんながいい社会」に変えていきたいと思う。
出来ることからこつこつと。
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