平成21年6月14日午前11時30分。「独立起業十周年記念祝賀会」開宴。
10時50分、妻・マリ子、母・昭子、妹・節子、叔父・宏と5人で白い暖簾をくぐると会場の富久鮨は活気に溢れていた。VTR撮影をお願いしているシグマアーツの尾野正之さん、司会の石井公一先生(立正中学高等学校)との最終打合せを終えた。前日まで参加出来るかわからなかった娘の美和も間に合った。従弟の宏英も駆けつけてくれた。またお忙しい中この10年間お世話になってきた27名もの先生方がお集まり頂けた。
石井公一先生の第一声で幕が開けた。KA教育相談役、大山宏氏(叔父)の挨拶。片倉敦先生(順天中学高等学校副校長)、関本恵一先生(上野中学校校長)のご祝辞に続き、今本雅巳先生(朋優学院高等学校校長)の乾杯の音頭でシャンパンを飲み干した。参加者全員の「1!・2!・3!」の歯切れの良い掛け声に合わせて妻マリ子と鏡開きを行った。日本酒のいい香りが店中充満した。二人で国権を「祝・起業十周年 菊地淳」と刻まれた一合升に注ぎ参加者全員にお配りした。小林一哉先生(日出中学高等学校)の音頭で2回目の乾杯をした。
笑顔、笑顔に包まれてもう幸せ一杯になった。参加された全先生から一言ずつお言葉を頂いた。感激した。感動した。10年を思い出した。娘・美和から花束を贈られて涙が出そうになった。予定にはなかったものの突然母が司会の石井先生の方を向いて「私も話します」と言った。ところが石井先生から指名されたのに言葉が出ず泣き出してしまった。ハンカチで目を覆う先生方もいらっしゃった。社員からの花束贈呈ではマリ子が涙した。御礼の挨拶でも言葉を詰まらせた。思っていたことの半分も言えなかっただろうことがみなには確実に伝わったと思う。横にいた私も胸が一杯になった。最後の挨拶だけは何とか言い終えることが出来た。手締めは同郷の玉川弘文先生(赤羽商業高等学校)。会津なまりが心に染みる。記念撮影を終えるともう午後3時30分を過ぎていた。4時間に渡る長い祝宴であった。感謝、感謝の宴であった。帰り際、「本当に良かったですね」。「感動しました」。「ここに来る方はいい先生ばっかりですね」。「これからも元気で頑張ってください」。握手にも自然に力が入った。
今日のことは一生忘れない。忘れることが出来ない。今後、20年、30年を目指し全力で頑張る決意を新たにした。
皆さん、本当にありがとうございました。
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