ある先生からご意見と質問を頂いた。「今年の生徒は非常に優しく授業もやりやすい。このままいけば受験も上手くいくのではと感じています。今後厳しさや思考力を伸ばす方向で指導するとよいところが無くなりませんか?」と。大変重要な点だ。日頃から真剣に生徒と向合っているから出てくる疑問だと思う。
まず生徒の良いところを認めて頂きたい。大人であっても自分のことを認めてもらえれば嬉しい。やる気も出る。弱い点ばかり指摘されたら意欲も失くしてしまうだろう。子どもならなおさらだ。自分のことを理解してくれて良いところを認めて褒めてくれる先生に着いていきたくなるのではないだろうか。
そのうえで「君はここが改善されれば更によくなる」と今後の課題を伝えて頂きたい。そして生徒が行動したらタイムリーに褒め、行動が伴なわないのであれば再確認して励ます。
生徒を認め、励まし、褒めることが指導者と生徒の信頼関係を強くする。
子どもたちには長所で勝負して欲しい。そのうえで課題の改善にも取り組んで頂きたい。そのために先生方の温かい応援が必要だ。学校と家庭が協力して子どもたちの成長を応援していきたい。
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